ブラックリスト

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ブラックリストに登録すると、認識パイプラインはその顔を完全に無視します。ブラックリストに登録された顔は、会員との照合よりも先に、固定の 95% の類似度のしきい値でチェックされ、一致した場合は検出がただちに破棄されます。タイムラインの項目になることも、プロフィールに追加されることも、レポートで集計されることもありません。

ブラックリストの用途

名前からは入場禁止の人物を連想しますが、日常的な用途はもっと地味な、恒常的な誤検出への対処です。

  • 顔が写ったポスターや広告画像。毎日新たに検出されます。
  • 小売エリアのマネキン(ダイアログ自体のプレースホルダーの例も "e.g. Store Mannequin" です)。
  • カメラの視野内で顔を映し出すスクリーンやテレビ。
  • 本当に追跡したくない顔。たとえば、オプトアウトしたスタッフや、その他の理由で除外した個人などです。

ブラックリストに登録しないままにすると、ポスターの顔は何百回も「来場」した「Unsure」の来訪者となり、タイムライン、Unsure の KPI、自己学習のパイプラインを汚染します。ブラックリストに 1 件登録するだけで解決します。

ブラックリストでできないこと

ブラックリストはアラート機能ではありません。顔が検出されたときに誰かに通知するのではなく、逆にその顔がまったく検出されないようにします。特定の人物が到着したことを知る必要がある場合は、その人物を識別済みのままにして、タイムラインまたは MCP のクエリで監視してください。

また、物理的なセキュリティ機能でもありません。ドアを施錠したり、チェックインに影響したりすることはありません。

仕組み

パイプラインの説明のとおり、各施設には識別済みと未識別のコレクションに加えて、独立したブラックリストの顔コレクションがあります。受信したすべての検出は、ほかの処理よりも先にこのコレクションと照合されます。

  • 95% 以上で一致 → 処理が停止します。検出は内部的にブラックリストによる破棄として記録されます(レポートのスナップショットの件数でブラックリストのグループとして確認できます)が、人物、タイムラインの行、プロフィールは作成されません。
  • 95% のしきい値は固定です。ブラックリストが似た外見の会員を誤って取り込まないよう、意図的に高く設定されています。会員照合のプリセットの影響は受けません。
  • 既存のプロフィールをブラックリストに登録すると、その顔の参照がブラックリストのコレクションに移動し、元のプロフィールはブラックリスト登録済みとしてマークされます。その時点から以降の検出が停止します。(過去の検出が遡って書き換えられることはありません。履歴も削除したい場合は、その人物のプロフィールも削除してください。)

顔をブラックリストに追加する

人物のプロフィールまたはタイムラインのタイルから

主な登録方法です。人物のメニュー(タイムラインのタイルまたはプロフィールビュー)を開き、"Add to Blacklist" を選択します。

Add to Blacklist ダイアログ

図 1: Add to Blacklist ダイアログ。省略可能な理由のフィールドと、マネキンの例のプレースホルダー

ダイアログでは、省略可能な "Reason"("e.g. Store Mannequin")を入力するよう求められます。必ず入力してください。3 か月後には、設定の一覧に顔のサムネイルだけが表示されていても何のことかわからなくなります。"Add to Blacklist" で確定すると、成功時に "Person has been added to the blacklist" と表示されます。

設定から

Settings → Face Recognition → Blacklist Faces は管理画面です。施設でブラックリストに登録されたすべての顔が、写真、理由、追加日時とともに表示されます。

Blacklist Faces の設定

図 2: Blacklist Faces の設定。施設でブラックリストに登録された顔と理由、顔ごとの削除

顔をブラックリストから削除する

Settings → Face Recognition → Blacklist Faces で、その顔の削除操作を使用します。"Delete Blacklisted Face" の確認によって、顔がブラックリストのコレクションから削除されます。次の検出以降、その顔は再び通常どおり処理されます。新しい検出としてパイプラインに戻り、(実在の人物であれば)新しいプロフィールが作成されるか、会員と照合されます。

実用上の注意

  • 必要に応じて角度ごとに登録します。 大きく異なる角度から 2 台のカメラで捉えられているマネキンは、検出が続く場合、ブラックリストにもう 1 件登録する必要があることがあります。各登録は 1 枚の参照画像であり、95% の基準は厳格です。
  • 定期的に監査します。 理由の列があれば、四半期ごとの確認は簡単です。説明できないものは削除してください。
  • プライバシー: ブラックリストに登録された顔も、保存された生体情報の参照です。ブラックリストの登録は施設単位で、ほかの顔データと同じ保存および保持の取り決めが適用されます。セキュリティとプライバシーを参照してください。